過敏性腸症候群の辛さを知ってもらいたい
皆さんは過敏性腸症候群という病気をご存知ですか?
Wikipedia先生によれば以下のようなものを過敏性腸症候群と呼ぶみたいです。
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん、英語:Irritable Bowel Syndrome、略称:IBS)は、主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称。検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こる。
僕の場合は過敏性腸症候群の中でも「慢性下痢型」というタイプで、少しでもストレスを感じるとトイレから出られなくなる人間でした。
そんな僕の苦しみをいくつか紹介したいと思います。
- 部活動の練習試合
僕は小学生の頃からストレスが腹痛になるタイプで練習試合のたびにお腹を壊し、
試合が始まる前はいつもトイレにこもって対戦相手よりも先に腹痛と戦っていました。
まだ幼く、腹痛の原因もわからない僕はとにかく何も食べなければ腹痛は起きないと考え、前日の夜から食べ物を一切口にしないという対策をとっていました。
僕の場合は精神面からくる腹痛でしたので、「何も食べてないんだから出るものも出ないはず」と思い込むことで安心し、割と効果がありました。
小学生の男の子がそんな苦しみを抱えてご飯も食べれないところを想像すると本当に涙が出ますね。
まあ、僕なんですけど。
- 学校で行われる集会や講演
学校の体育館で行われたりする集会や講演。
これは僕にとって地獄以外の何でもありませんでした。
講師の方が話している最中は原則トイレに行けませんから、全校生徒が静まり返っている中僕の緊張と便意は常にマックスでした。
もちろん内容が頭に入ってくるわけもなく、(早く長い話終わらせろ!)という気持ち以外ありませんでした。
今までありがたい話をしてくださった学校の先生や外部講師のみなさんごめんなさい、全然話聞いてませんでした。
お腹が痛かったんだからしょうがないですよね。
- 授業中
極め付きには授業中の腹痛です。これまでの経験から自分でもストレスを感じたり緊張したりするとお腹が痛くなってしまうことがわかっていて、ストレスに敏感になっていました。
高校後半の頃の僕は「お腹が痛くなることを心配するだけでお腹が痛くなる」状態でした。
常にトイレのことを考え、トイレがない場所やトイレに行けない状況に敏感に反応してしっかりお腹が痛くなりました。まさにトイレットマンですね。
そして身近にあるトイレに行けない状況というのが授業中。
学生生活を送ったことがある方ならご存知かと思いますが、授業中にトイレに行くという行動はめっちゃ恥ずかしいです。
だって
「これから僕はうんこしてきまーす!」
って皆に宣言しているようなものですからね。
僕の場合は仮に授業中トイレに行ったとしても、今度は「一度授業中トイレへ行くために抜けてしまったのだから二度目は絶対にできないぞ」という考えが浮かんできて、更に腹痛が悪化してしまいました。
まさに負の連鎖
高校の時は授業が一日7コマくらいありましたから、50分×7コマで350分、実に約6時間も毎日腹痛と戦っていたことになりますね。
僕はもしかして後門括約筋の筋量がすごいことになっているのではないでしょうか。
どうでしょうか皆さん、過敏性腸症候群の辛さを少しは理解してもらえたでしょうか。
今までこれさえなければもっと自分らしいパフォーマンスをすることができたのにと思ったことは数知れずです。
大学のストレスフリーな生活で症状は良くなりましたが、これからストレスフルな社会に出るにあたりこいつが再発しないかが本当に心配です。
そのことを考えるだけお腹が痛くなってきました。